カメラが上達したければ光を見ろ!

カメラを新しく買って今日から頑張ろう!と思っている方や買ったけどどうやったら上達するのかわからないと言う方必見です。

カメラの構造と光

当たり前の事ですが写真を撮る為にはカメラが必要です。そのカメラの構造を知っておきましよう。

カメラ構造1
カメラ構造2

カメラにはレンズから入ってきた光を反射させる鏡があります、ただしミラーレスカメラはこの鏡がありません。鏡に反射された光(映像)がカメラ上部のファインダーに映し出されレンズに映った映像をリアルタイムで見る事が出来ます。そしてカメラのシャッターを切ると鏡が上に上がりイメージセンサーに直接当たるようになります。したがってイメージセンサーに光が当たっている間光を取り込み写真が作られるのです。

カメラと光の関係

カメラと光には大きな関係があります。(野球とバット、テニスとラケット)と言うように必要不可欠な関係です絵画が絵具のアートだとすれば写真は光のアートと言っても過言ではないでしょう。

なので光を理解すれば写真の技術は大きく前進します。高いカメラの方が画質が綺麗でいい写真になるんじゃないかと思われる方もいらっしゃるといると思いますが実際のところ良い写真と画質の良さは正直関係ありません。画質とは何でその写真を見るのかで大きく変化します。例えば8K映像をとれるビデオカメラがあり撮った映像をフルHDの画面で見たときはたして8K映像の実力を真に発揮する事は出来るでしょうか?以前のブログhttps://maaki11.com/wp-admin/post.php?post=9&action=editでもお伝えしたように近年写真を見るのは印刷されたものより携帯が多くなってきています。と言う事はそこまでカメラによる画質の違いは分かりにくいと言う事になります。大きな影響を与えるのは当然光です

光と影

写真は光のアートと説明しましたがどういう意味なのでしょうか?

人間が立体的にものを感じとることができる要因として影があるからと言えるでしょう、なので、すべて線だけで書かれている絵を見たときに立体的だなーやこの絵はすごくリアルだなーなんて感情は沸きますでしょうか、大抵youtubeなどで見る本物と見分けのつかない絵を見ると影がしっかりと書かれていますし影位置が自然な方がよりリアルに感じる訳です。なると大切になってくる事は影がどのように入ってくるかですよね、当然光がないと影は生まれないので光は必要になってきます。 光の当たり方で影のでき方も変わります。写真と絵画はとても似ており昔の絵画を見る光と影を重要視している事がわかる作品がいくつもあります。

ライティング

レンブラント

前述にも書いたように写真と絵画はとてもよく似ています。有名画家(レンブラント・ファン・レイン)が残した作品がまさに光と影を綺麗に表した作品です。レンブラントは別名(光と影の魔術師)と言われるほどに光と影を駆使した作品が多く残されています。そのレンブラントが行っていた技法が人物に対して光を斜め45°の位置から入れる事でした。そうする事で絵に立体感と躍動感を作り出すことができるようになりました。

レンブラントライティング

そのレンブラントが使っていた技法をカメラ業界で使っているのがレンブラントライティングです。光を斜めから当てる事により顔に立体感が生まれ表情がより鮮明に映るのです。ただしやや影が強くなってしまうため反対側にはレフ版が必要になります。

バタフライライティング

被写体の正面の斜め上から光を当てるライティングの事を言います。斜めから当てる事によって人物撮影の場合、被写体の鼻の下に蝶のような影ができる為バタフライとつきました。一般的にポートレート撮影時に多く使用されるのがこの技法になります

サイド光

サイド光は字のごとくサイドから光を当てる技法になります。サイドから光を当てる事によりレンブラントライティングに比べて影の陰影が強く出すことができその分写真の雰囲気をガラッと変えることができます。また背景の光を弱める事ができる為被写体と背景との明暗差がはっきりとして浮き出たような写真に仕上げることができます。

明暗差

写真に明暗差は使用不可欠です。被写体とその他との明暗差をしっかりつける事で見せたい部分への視線誘導を行う事ができます人間は明るいを見る傾向がある為見せたいところを明るくしそれ以外を暗くする事でカメラマンの意図した所へ視線をもっていくことができるようになります。

まとめ

カメラと光の関係は大きく関わっておりカメラマンとして光と影を操る事ができれば意図したメッセージを伝えることができ写真をワンランク上に引き上げる事ができるようになります。

カメラが上達したいのならばカメラのレンズなどを揃えるだけでなく光に着目してみると良いでしょう

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